ゆとり世代のぼくが、都知事選に思うこと〜家入一真氏への期待〜

ゆとり世代のぼくが、都知事選に思うこと〜家入一真氏への期待〜

こんにちは、1989年生まれ、バッチリゆとり世代のしょーじです。笑
今日は、いまホットな都知事選について書こうと思う。
硬めのテーマで、しかもちょっと長いけど、気軽に読んで欲しい。特に同世代のみんなに。

投票日は2月9日(日)

既に公示されている都知事選だけど、投票日は今週末2月9日(日)に迫ってきましたね。(選管HP
昨日の記事によると、舛添さんが優位で、それを細川さん宇都宮さん田母神さんが追ってるみたい。
家入さんはどうやら結構離されてしまっているそう(´・ω・`)
[ハフィントンポスト]2013/02/03 舛添氏が優位を保つ 細川氏、宇都宮氏らが追う展開 都知事選で朝日調査

今日話したいのは誰が勝つかとか、政策にどんな違いがとか、そうゆうつまんない話をするつもりは、あんまりないので少々お付き合い下さい。

いま政治の問題ってなんだろう

都知事選を迎えるにあたって、いまの政治の問題ってなんだろう?
脱原発、震災対策、東京五輪、独居老人、待機児童………ざっと考えただけでも、多くの重要課題があると思う。
個人的には都市のWi-Fi普及、緑地化、自転車問題(ホリエモンも言ってるけど)、とかを推進してほしいなぁなんて。

まぁそんな多種多様な重大課題はあるにせよ、現在の一番の問題は、市民の政治への無関心だと、ぼくは思う。

よく「世論を反映してない」とか叩かれたりする政治家ですが、我々市民もどうゆう政治がいいのか、どうして欲しいのかをもっと考えてイメージして、発信して変えていく、くらいの気概を持つべきだと思う。これが本エントリーのざっくりした要約。(大事なことは早めにね。笑)

母の愚痴

実家に居たころ、(確かこの前の参議院選の時だったと思うけど、)リビングで母が憤っていた。きっと激おこぷんぷん丸以上だったと思う笑
昼間からプンスカブーブー言ってるので、家族としては迷惑極まりなかったが、
仕方なく話を聞いてみると、どうやらある政治家/政党のことを嫌って、昼間からブーブー言ってるらしい。

批判なんてレベルのものじゃない。マスメディアの見出しだったり、「新橋のサラリーマンに聞きました!」みたいなレベルの意見のよう。
要は「〜が嫌いだ!」「〜なんてありえない!」みたいな、どっかの記事でみたような主張を、ステレオタイプに見出しだけを連呼している感じ。

そこで母に聞いてみた。「じゃあどうしたら良いと思うの?」と。
母は一瞬黙りこんで、こう答えた。「それを考えるのが政治家の仕事じゃない。」と。


間違ってはいないと思う。が、あまりにも放置プレイすぎないかと思った。
確かにそれが政治家の重要な仕事だけど、じゃああなたは何を基準にして政治家/政党/政策を批判しているの?

オープンガバメント

政治学の世界に、オープンガバメントという概念がある。
日本語だと、「開かれた政府」って訳されることが多いけど、オープンな政府をつくるための政策やら概念のこと。
その軸は、①情報をオープンにする「透明性」、②市民との対話を促す「政治参加」、③市民や企業と政府行政が連携する「官民連携」とのこと。
(※最後に紹介する、江口晋太朗さんの本より引用)

アメリカのオバマさんが当選した時にちょっと話題になった言葉の一つで、オバマ政権も色々なオープンガバメント施策をやっているみたい。
例えば「we the people」という署名サイト。

アカウントさえあれば、だれでも政府に対して、意見を公に発信できて、その内容がリアルタイムでサイトに公開、賛同を集めることができる。
Facebookのいいね!をつける感覚で、だれでも気軽に賛同を表明できる仕組みになっている。

賛同数が規定された数字(30日以内に10万人)を超えると、政府は公式にその意見に対して、検討/回答する義務があり、
サイト上で回答を公開するというもの。おもしろいよね( ´∀`)

We the People  Your Voice in Our Government   We the People  Your Voice in Our Government

[参考]2013/2/12 米国政府、オンライン請願プラットフォーム「We The People 2.0」へ向けたハッカソンの開催を発表

ニューヨークのブルームバーグ市政も、様々なオープンガバメント施策を行ったらしいので、興味ある人は是非調べてみるといいと思う。
日本、そして東京にも、このオープンガバメント施策を充実させる必要があると思う。(やってることはやっているんだけどね。)

家入一真氏への期待

ぼくが家入さんに期待しているのは、彼にはこの日本でオープンガバメントを開花させる可能性がある、と思っているからだ。
彼の本は大体読んでるし、自分でも家入信者だと思うけど、おそらく家入さんは当選しないと思う。そしてぼくも彼に投票するかは怪しい。
だけど、現在家入さんがやっている選挙活動には、オープンガバメントの要素が詰まっていると思う。
その一つが「#ぼくらの政策」だ。

ぼくらの政策

ご存知のようにツイートの末尾に、#ぼくらの政策、というハッシュタグ(※1)を付けて、Twitterで呟くと、それを家入さんを始めとした家入陣営が拾い、貴重な意見として政策に反映するというキャンペーン?である。
家入さんの公式サイトには、#ぼくらの政策のまとめがリアルタイムで閲覧できるようになっている。
僕らの政策
[参考]
※1:#記号と、日本語文字で構成される文字列のことをTwitter上では日本語ハッシュタグと呼ぶ。発言内に「#○○」と入れて投稿すると、その記号 つきの発言が検索画面などで一覧できるようになり、同じイベントの参加者や、同じ経験、同じ興味を持つ人のさまざまな意見が閲覧しやすくなる。
※2:家入さんを知らない人は以下のリンクを参考にしたらいいかも。
【公式】家入一真(いえいりかずま)東京都知事選立候補者
[THE WALL STREET JOURNAL]2013/01/31 始まりはツイッター―型破りな選挙戦で都知事目指す家入一真氏

その他にもツイキャスを使った中継など、従来の選挙ではなかった、本当に「祭り」のような選挙活動を繰り広げている。
ぜひ当選するであろう、おじいちゃん候補達にも取り入れてほしい。
[参考][現代ビジネス]2014/02/04 ツイキャスの使い方を細川氏に教える家入

持続的なネット政治活動を

先の参議院選挙からネット選挙は解禁となったけど、以下の記事にあるように、選挙期間中だけの「その場しのぎ」として使われていた感が強い。
なんと選挙期間中はTwitterとかで政策や意見を発信していたのにも関わらず、その後は1割程度の政治家しか利用していないという記事だ。
[産経新聞]2013/08/23 ネット政治利用、1割に激減 参院選当選者 選挙中のみ「その場しのぎ」

もちろん、政党に所属すると党議拘束、つまり政党と違うズレた発言をしたらダメよ!っていう制限があるから、Twitter等で発信しづらいという背景もある。有権者がいかに政治家とコミュニーケーションを取りたいと思っていても、既に当選している政治家からすると、変な発言して問題になるリスクをとるインセンティブはないという話だ。(じゃあ、そもそもなんで政党ってあるんだっけ?って考えだすと、超絶長くなるので、今回は割愛。泣)

そんなネット政治を巡る有権者と政治家のジレンマはあるものの、やはりオープンガバメントの必要性を考えると、有権者および政治家が意見を交換する仕組みづくりが必須だと思う。その仕組みづくりの機運を高めるための起爆剤として、家入さんには大きな期待をしている。

Not スーパーマン,but ファシリテータ

スーパーマンを求める時代は終わった

街頭演説を聞いていると、概ねこんな話し方が多い。
「◯◯問題には、こうします!XXにはこうしなければならない!私は全部やります!!」みたいな。

ぼくはこの話し方に不信感しか抱かない。
こんなに多種多様な問題が存在する中で、どうしてすべての問題を一人でやりきります!みたいな自信過剰な発言ができるのか、ぼくには理解できない。
現にこれまでの政治家/政党がマニフェストや公約を守れないことなんて、何度もあったのに、なぜ自分ならそれをやれると過信し、過ちを繰り返すのか(笑)

もちろん何も分かりません!と断言するのもどうかと思うが、すべてをやりきります!なんて、もはや不可能だと思う。
優秀な政治家であろうと、スーパーマンじゃないのだ。

ファシリテータとしての政治家

「どうやって市民の声を拾い、政策に活かしていくのか」「掲げた政策を具体的にどうやって実現させていくのか」
単なる政策議論だけでなく、上記を中心とした演説も入れて欲しい。

スーパーマンの代わりに、みんなの声をまとめあげ、実現していくファシリテータがトップになるべきであって、
各課題は専門分野のブレインに権限委譲しつつ、同時平行で課題に取り組む能力が、いまの都知事には求められると思う。
都の職員は16万人も居るのだから、きっと優秀な人材も多いだろう。
誰が当選するとしても、ブレインとしての副知事に誰がなるかに注目している。

投票しないという意思表示はありか

すこし投票率のことにも、触れておこうと思う。ご存知のように、若者の投票率は低い。
20代の投票率は大体50%くらいだから、半分の20代若者は政治家に認知されてないことになる。
[ハフィントンポスト]2014/02/02 過去10回の都知事選挙、20代の投票率をグラフ化すると?

投票しないという意思表示はありか

むかしバイトしてた頃、30歳くらいの店長は、こう言っていた。
「忙しいし折角の休日を潰してまで、選挙に行く意味ない、どうせ変わらないし、入れたい人も居ないし。投票しないことで意思表示してるんだ。」

どうせ変わらない、という考えは、政治家をスーパーマンと崇め始めた、高度経済成長期の政治家依存に原因の発端があると言う人もいるし、
そう思う気持ちが分からないわけじゃない。
また確かに投票したい人がいないのは分かる。しかし、投票しないことで意思表示ができるなんて全くの嘘だ。

当選した政治家は、投票しない人に意識など払わないだろう。ただでさえ投票する人の期待に応えるのに精一杯なのだ。
そんな余裕などないでしょう。自分と完全に考えが一致する候補者なんていないのだから、
近い考えのひとやファシリテータになり得る人を選び、当選後にどうやって自分自身が政治家に働きかけ、どう政治を変えていくかを考えるべきだと思うのだ。
くどくなったけど、選挙には行きましょう。そんな大変な作業じゃないんだし。

市民が主体性を持つための仕組みづくりを

繰り返しとなるが、市民が「自分ごと」として、政治に参加できる仕組みを整えることが、最重要課題だと、ぼくは思う。
まずはこれまでブラックボックス化していた政治の世界を、インターネットによって透明化し、ぼくたち民間が関与すべきポイントを、「見える化」するべきだ。

すでに色々なNPOも取り組みを始めている。
その一つが「政治と若者をつなぐ」をコンセプトに活動している、NPO団体・YouthCreate「ASK TOKYO
2014 #都知事候補だけど質問ある?」
だ。
市民からの率直な質問をTwitterを通じて、立候補中の候補者へ投げかけられるウェブサービスを提供している。
質問はもちろん、#ぼくらの政策、と同じように多くの意見が寄せられている。気になった人は是非試してみてね。

ask_tokyo2014

ask_tokyo2014



こういった仕組みづくりには、ゲーミフィケーションがキーワードになると思っている。
政治への参加性も持たせるための取り組みが必要というのは、繰り返し書いたとおりだけど、
義務感ではなく、楽しさやコミュニティへの貢献といった、ゲーミフィケーションの要素が必要になると思う。
お祭り感覚で政治に参加、っていうのは、実はすごい良いことなんだと思っている。

終わりに

長くなってしまったけど、いかに自分ごととして政治を捉え、参加できる市民になれるか。
またそんな市民をつくりだせるかが、本当の都知事選の焦点になってほしいと思っている。

オープンガバメントにすればするほど、市民のリテラシーが問われる。
でも市民一人ひとりが身近な問題を認識し、そこから疑問を持ち行動し始めたら、きっと世界は変わると思う。
もしかしたらそれは単なるイベントやネット活用とかの、仕組みの問題だけじゃなくて、高等教育から見直すべきなのかもしれないけどね。

最後に今回記事を書くにあたって、大変参考になったジャーナリスト江口晋太朗さんの本から、一部を紹介して締めたいと思う。

政治のみならず、日頃の暮らしの様々場面で市民が参画し、自分たちの手でより良いものにしていこうと自発的に取り組み、そして自身が帰属する地域やコミュニティに対して大きな自信と誇りを持つこと。

私達は自分から情報をとりに動き、何か問題があれば、自分の意見や主張をしていき、自分たちで社会をつくる意識をもたなければいけません。もはや他人事ではなく、「自分ごと」として政治を捉える時代へと移っている。

インドネシア国家予算と同じくらいの予算16兆円を抱える東京都。
こんな社会を作る第一歩となる、東京都知事が生まれることを願っています。

関連図書は、ジャーナリスト江口晋太朗さんの本。セールなのか分からないけど、現在100円なので是非!
余談ですが、このカドカワ・ミニッツブックシリーズ、すごいいいですよ( ´∀`)
ホントに30分位で読める短いコンテンツだけど、内容は濃いものが多くて、電車の移動時間とかにサクッと読める感じ。
ぼくは紙で読書する派だけど、こうゆうちょっとしたコンテンツはKindleで読むのもありだなぁと思いました!
おそらく全部300円以下で買えるので是非!(当然送料も掛からないし!)

ここまで読んで下さり、本当にありがとうございます。心より感謝します。
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