起業家のように企業で働く(小杉俊哉 著)読書メモ

公開日: : 最終更新日:2014/03/15 Book

Pocket

起業家のように企業で働く(小杉俊哉 著)読書メモ

こんにちは、しょーじです!小杉俊哉さんの「起業家のように企業で働く」(クロスメディアパブリッシング)をご紹介します!今日の本は、すべての会社勤めに方にオススメする本です!「何のために今の会社にいるんだっけ?」って方はぜひ。

ざっくりした概要

内容の紹介に入る前にザックリとした概要の説明です。

著者は小杉俊哉さん。マッキンゼーやアップルを経て、現在は慶應SFCにて教鞭を取られているそうです。ぼくは慶應出身ですが、SFCではないので、SFCの面白そうな授業には常々憧れてました。余談ですが笑

出版社はクロスメディアパブリッシング。20名程度の小さな会社なのですが、ビジネス書を中心にいい本つくってるなぁって印象の会社です。以前紹介した、柳内啓司さんの「人生が変わる2枚目の名刺~パラレルキャリアという生き方」も、クロスメディアパブリッシングからでしたね。要注目の出版社のひとつです( ´∀`)

本書の特徴としては、著者が読者に語り掛ける口調で、進んでいくところかと思います。章の冒頭には、「君はXXXと言っていたよね。」など、著者の声が優しく聞こえてくるような文体です。大好きです。

起業家マインドを持った企業人に

本書のメインメッセージは、起業家マインドを持った企業人になってほしい、ということです。

「起業家」マインドが必要なのは、ベンチャー経営者だけではない。企業で働くにしても「起業家」のように考え、働くことが必要だ。

昔から「起業家マインドをもつこと」は大事って言われてたけど、じゃあ具体的にどう考えたり、何したらいいの??っていうのに応えるのが、本書の大きな役割であり、意義のように感じます。

「起業すること」と「企業でサラリーマンすること」は、一見相反するように見えます。しかし起業家のように、マインドを持って同僚や部署、会社をも牽引する働き方は、企業にいながらでも可能だ!ということですね。個人的には、大企業にいる人ほど、本書のメッセージは響くと思います。

では、本文を引用しながら、内容の一部をご紹介していきましょう。

組織のVISIONと、自分のVISION

個人的はこれが一番響きました。会社が目指す方向性と自分の目指す方向性に乖離を感じ始め、「あれっ、何のために働いてるんだっけ?」って思うこと、少なく無いと思います。

ここで本書で紹介されているのが、MUST(やるべきこと)、CAN(役割を超えてもっとやれること)、WILL/WANT TO(やりたいこと)を円として図示し、組織のVISIONと自分のVISIONの接点を探す方法。

VISIONcf)[ライフハッカー]2013/11/28 より良い内定をつかむための「Will – Can – Must」の広げ方 より引用

上記ライフハッカーの記事でも紹介されていますが、MUSTは会社等で自分がやらなきゃいけないこと。2つ目のCANは自分の役割ではないが、会社としてコレをやったほうがいいということを書く。最後のWILLには、もし制約がなく自由にやっていいとしたら、こうしたいということを書く。

その上で、WILLとCANの円に共通して入ることは、何かと考える。もしそこに入るものがあるなら、組織のVISIONと自分のVISIONが重なり得るということ。この領域を見つけることが、やらされ感なく、仕事に取り組むための鍵となるとのこと。

逆に重なる領域がなければ、初めて転職を考えたり、無理やり会社を説得して「会社のVISIONを個人のVISIONに重ねる」といった方法を取ることもできるそう。トーマツベンチャーサポートの斎藤さんの例が挙げられていました。

まさに現在ぼくが悩んでいるテーマだったので、非常に参考になりました。この話を聞いて考えて思ったのは、まだまだ今いる会社でのCANが見えてない。一応大企業なのでやれる範囲は広いだろうけど、歯車の一部しか見えてないような、そんな状態。もっとやりたいこととの接点を探していかなきゃなぁ。

起業家のように働くために

Shachiku

自分の時給を計算する

これもよく言われることですが、気を抜くと意識から抜けてしまうことですね。

(自分が)業績に貢献したかどうかは、お金に置き換えてみるのがもっと分かりやすい。(中略)一般的には、最低で本人が貰っている1.5倍、多い場合には2倍の人件費が掛かっていると言われる。

普段働いていると、毎月給与が振り込まれるし、極論何も価値を生み出さなくても、給与は振り込まれる。けど、会社/起業家視点で考えると、毎月の給与にどれだけの労務費が掛かっているか気づくでしょう。

個人でお金を稼ぐのって非常に難しい、と当ブログを運営してから、切に思う。自分一人では稼げないのに、組織では利益を出し給与を支払う「会社」という仕組みは、本当にスゴイなぁとつくづく思う。もっと自分の出してる価値を確認しながら、活動しなきゃですね。

マネージャーとリーダーの違い

本書の中で、マネージャーとリーダーの違いについても言及しています。マネージャーは、役職者として機能し、HOW(どうやるか)を考える。リーダーは、個人名で機能し、WHAT(なにをすべきか)を考える。与えられた仕事をどうやってやるかを考えるだけではなく、なにをすべきかから考える。この姿勢が大事だと。

指示されたこと、自分の役割を行っているうちはリーダシップは発揮されない。役割を超えて組織のために役に立つと思うこと、あるいは自身がやりたいと思ったことに一歩足を踏み出した時、初めてリーダシップが発揮されるのだ。

正直ぼくはまだ、指示されたことを正しく行い、信頼を獲得していくフェーズだと思っています。けど、漫然と与えられた仕事をするのか、リーダーの視点を持ちながらやるのとでは、成長スピードは大きく変わってくると思うのです。既に聞いたことある話だったけど、改めて再認識しました。

企業にいるからこそできること

会社のVISIONと自分のVISIONを重ね合わせる

先のVISIONの話に関係するけど、どうやって会社のVISIONと自分のVISIONを重ねあわせるかに関しては、こんな記述がありました。

単に自分のやりたいことを主張するのではなく、会社としてこれが必要だということを提案する

一種の交渉術だと思うけど、ワガママをこねるのではなく、組織と自分のVISIONの重なりを意識すること。大事ですね。企業という名刺やリソースがあるからできることって本当に多いと思う。

このブログも月間1万PV超えたら、ブロガー名刺つくろうかなぁと考えてるけど、やっぱり信用度が高いのは企業の名刺なんだよね。独り立ちしたい気持ちと、企業のリソースを使い倒す気持ちとを、上手く折り合いつけてくのがいいんですかね。

企業内で「転職」できるのが企業にいる最大のメリット

この話は当然なんだけど、目からウロコでした。よく「転職」って言葉が使われるけど、「転社」「転職」を使い分ける必要があるということ。「転職」というのは
、職種(ジョブ)が変わること。「転社」というのは、勤め先を変えること。つまりは「転職を伴わない転社」もありうると同時に、「転社せず転職」もありうるということ。

大企業になればなるほど、部署が変われば職種(ジョブ)も変わることが多い。いまの職種(ジャブ)が嫌だから、「転社」っていうのは時期尚早なのかもしれないね。これは起業にはない、企業で働いている人ならではのメリット、と著者も説いています。なるほど。

感想を教えて下さい。ぜひ語りたい!

ここまでピンポイントで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

本書は入社5年目くらいの方をターゲットにしてるらしいですが、もっと若手の方でも読む価値はあると思います。特にぼくのように、なんで今の会社にいるんだっけ??って思ってる方はぜひ。

正直転職も考えていたぼくが、本書を読むことによって、いまの会社にいる意義を、(すこし)感じることができました。まだまだ悩みはつきないですが、ちょっと前向きに考える、いい足がかりになったかな。

ぜひみなさんの感想を教えて下さい!語りましょう(特に同じ会社の皆様)!!直接の知り合いじゃない方でも、コメントいただければいつでも!ではでは!

Facebookページにぜひ「いいね!」をお願いします。

ここまで読んで下さり、ありがとうございます!「ぼくなに日記」のFacebookページでは、当ブログの更新情報だけでなく、最新のNewsなど、抱負なコンテンツを配信しています。ぜひ「いいね!」をクリックしてFacebookページにご参加ください。コメントもお待ちしております!

Pocket

関連記事

blackcompany

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪(今野晴貴 著)読書メモ

ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪 今日は、今野晴貴著、「ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪」

記事を読む

no image

ゼロ-なにもない自分に小さなイチを足していく(堀江貴文 著)読書メモ

こんにちは、しょーじです。今回は堀江貴文さんの新作(といっても結構経ちましたが)、「ゼロ-なにも

記事を読む

やりたいことがないヤツは社会起業家になれ

やりたいことがないヤツは社会起業家になれ(山本繁 著)読書メモ

こんにちは。密かに社会起業家に憧れている、しょーじです。 今日は、「やりたいことがないヤツは社会起

記事を読む

no image

2012年影響を受けた本、8選!

2012年は新たに社会人になったこともあり、啓蒙書や働き方に関する本を多く読みました。昨年読んだ60

記事を読む

長谷部誠

心を整える。(長谷部誠 著)読書メモ

心を整える。勝利をたぐり寄せるための56の習慣(長谷部誠 著)レビュー こんにちは、しょーじです。

記事を読む

読書力

読書力(斉藤孝 著)読書メモ

こんにちは、しょーじです。 今日は斎藤孝さんの「読書力 (岩波新書) 」の読書メモをお送りします。

記事を読む

堀江貴文

ネットがつながらなかったので仕方なく本を1000冊読んで考えた そしたら意外に役立った (堀江貴文 著)読書メモ

こんにちは、しょーじです! 今日は堀江貴文さん著、「ネットがつながらなかったので仕方なく本を100

記事を読む

freshman

[新社会人向け]おすすめ本を紹介します。

新社会人にオススメの本 こんにちは、しょーじです。4月も1週目が過ぎ、多くの方が新生活を迎えられた

記事を読む

2014年のおすすめ厳選15冊を紹介します!!

今年2014年に読んだ名本、15冊を紹介します! 2014年も終わりですね。今年も様々な名作に出会

記事を読む

世界を変えた10冊の本(池上彰 著)読書メモ

世界を変えた10冊の本(池上彰 著) こんちには、しょーじです。今日はフリージャーナリスト池上彰さ

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


Amazonクラシックカード
Amazonカードvs楽天カードで比較!お得なのはどっち?

こんにちは、しょーじです。巷ではAmazonカードが復活して、ちょっと

2014年のおすすめ厳選15冊を紹介します!!

今年2014年に読んだ名本、15冊を紹介します! 2014年も終わり

「新年の目標」を「明日の目標」に!今すぐ動けば、未来は早く訪れる?

年の瀬、いかがお過ごしでしょうか。クリスマスも終わり、仕事納めされた方

NPOこそマーケティングに力を入れよ!地道な仮説検証が社会を変える!?

NPOマーケティングフォーラム2014に行ってきたよ! NPOのマー

GoogleBelieve
Google 非営利団体向けアワード「Googleインパクトチャレンジ」発表!

NPO向けプログラム「Googleインパクトチャレンジ」! 本日(2

→もっと見る

  • まだデータがありません。

PAGE TOP ↑