LINEの発表「BEYOND LINE」から、今後の展開を考える。

公開日: : IT

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世界を目指すLINEが「BEYOND LINE」をテーマに、3つの新サービスを発表!

こんにちは、しょーじです。先日のFacebookのWhatsApp買収に続けて、昨日LINEの驚くべき報道発表がありましたので、その内容紹介と今後の展望を考えてみます。

昨日の報道発表で公開されてたのは、主に以下の3つ。

  1. LINE 電話/LINE Call
  2. LINE ビジネスコネクト
  3. LINE Creators Market (ライン クリエイターズマーケット)

【LINE】LINE、グローバル市場での更なる成長に向け、「BEYOND LINE」をテーマに3つの新サービスを発表
どれもインパクトは大きいですが、特に2のビジネスコネクトの影響が大きそうですね。
以下、公式サイトから引用しながら、それぞれ影響を考えてみましょう。

1. LINE 電話/LINE Call

【LINE】LINEから国内外の固定・携帯電話番号へ低料金で通話ができる新サービス「LINE電話/LINE Call」を、2014年3月より日本・アメリカを含む世界6カ国で開始

「LINE電話/LINE Call」は、LINEのアプリ上から、国内・国外問わず、一般の固定・携帯電話番号に低料金で電話をかけることができるサービスです。LINEは、無料で音声・ビデオ通話を楽しめる機能を提供してきましたが、利用はスマートフォンを持つ“LINEユーザー同士“のみに限定されていました。 今回、「LINE電話/LINE Call」を提供することにより、“LINEユーザー同士”という垣根を越え、更なるコミュニケーションニーズに対応いたします。

いままでLINEはLINEユーザー同士のみ音声/ビデオ通話を提供していました。それがLINEユーザー外に対しても通話できるようになる、ざっくり言うとそうゆうことです。

「LINE電話/LINE Call」の主な特徴は、①LINEを利用しているユーザーであれば、初期設定は一切不要で、誰でもすぐに利用可能、②クリアで途切れにくい、高い音声品質、③国内・海外、固定・携帯問わず、低料金で通話可能、の3つです。

特に通話料金は、日本の固定電話への通話は、業界最低水準の料金となる、1分2円から・携帯電話への通話は1分6.5円から利用できるとのこと。安いですね。まじで。
LINEcall
これまで同様のサービスを提供してきた、Skypeや、楽天が買収を発表したViberと真っ向勝負ということですかね。ただこの分野に関しては、LINEの圧勝な気がします。現在日本におけるLINEの依存度(ショートメッセージ、無料通話)を考えると、SkypeやViberのそれを遥かに上回っており、「固定電話等への電話だけSkypeを利用する」というのは考えづらいですね。

2. LINE ビジネスコネクト

一番インパクトが大きいのはコレでしょう。いままでのマーケティングの形を覆す可能性大です。

「LINE ビジネスコネクト」は、公式アカウントの各種機能を企業向けにAPIで提供し、各企業がカスタマイズして活用できるサービスです。「LINE ビジネスコネクト」を活用することにより、従来の企業公式アカウントのような、LINEユーザーへの一方通行のメッセージ配信だけでなく、特定のユーザーに対してより最適化されたメッセージを送り分けることができるようになります。

さらに、ユーザーの同意のもと、企業の持つ既存のデータベースや、自社システムとLINEアカウントを連携させることで、メッセージ配信ツールとしての域を超え、顧客管理(CRM)ツールや、業務ソリューションツールとしての利用も可能(※)になります。※LINEでは、LINEアカウントに紐付いた各企業の顧客データを保持することはありません。

一応解説すると、LINEがAPI(Application Programming Interface)、つまりはLINEの機能の一部を、企業向けに提供することによって、各企業がその機能を使って自由にカスタマイズして利用できるということです。
cf)APIの説明はこれとかが分かりやすいかも。

例えばどんなことができる?

LINEBusinessConnect
その結果、例えばTSUTAYAが会員に対して、レンタルしていた商品の返却日前日にLINEで通知を送る。タクシー会社がLINEから位置情報を送信してタクシーの手配をする。などが可能になると言うのです。

これはあくまで一例でしょう。顧客管理(CRM、Customer Relationship Managemant)の一環として、お得意様がスーパーの近くを通ったらセール情報を配信する、アルバイトのシフト募集、業務リマインドなども考えられます。自社でも持ってる顧客システムと連動して、自社の会員となっている特定の顧客に対して、適切なメッセージを適切なタイミングで届けることができるようになる(可能性がある)のです!

メールマーケティングの終焉

これに関して、多くのメディアで言われているのは、メールマーケティングの終焉です。これまでメールでセール情報などを配信していた小売業なども方向転換を余儀なくされるでしょう。LINEの調査によると、今やメールマーケティングのメール開封率は一割以下、対してLINEの開封率は5割にのぼるといいます。確かに今メールって使いませんよね。

メールマーケティングに変わって、LINEマーケティングが主流になっていくのでしょうか。B2Cのビジネスはもちろん、それらの会社のシステムを担う会社も、のんびりしていたら即乗り遅れてしまうでしょう。今スグ戦略を練る必要があるでしょうね。いままで考えていたオムニチャネル構想も微調整しないとヤバイと思います。(こうゆうことあるから、やっぱりウォーターフォールで作るのって時代錯誤になってきてるんだなぁと実感。。)

3. LINE Creators Market

最後はクリエイター向けですね。ただ誰もがクリエイターになれる可能性があることは言うまでもありません。

「LINE Creators Market」は、職業、年齢、プロ、アマチュア、個人・企業を問わず、LINEユーザーであれば誰でも自分が制作したスタンプを「LINE ウェブストア」上で販売(※)することができる新たなプラットフォームです。これまでは、LINEのオリジナルキャラクター・有名キャラクターのスタンプおよび、企業によるスポンサードスタンプのみを扱ってきましたが、その枠を越え、誰もが世界3億7,000万人のLINEユーザーに向けてスタンプを制作・販売する機会を得ることができます。

「LINE Creators Market」への登録・申請はすべて無料です。LINEによる審査を経て、40種類のスタンプを1セット100円のパッケージで販売することができ、売上の50%が制作者に配分されます。

これはLINEとしても美味しいビジネスですね。だって売上の50%が製作者ということは、もう半分はきっとLINEが抜くんだろうから。最近こうゆうC2Cビジネス多いなぁー。
LINECreatorMarket

誰もがクリエイターになる時代

このニュースをみて、つくづく思うのが、誰もがクリエイターになる時代だなぁと。BASEのおかげで誰もがオンラインショップオーナーになれる時代になったけど、このプラットフォームができることで、これまで制作力はあるけど販路構築が出来なかったアマチュアクリエイターにも陽の目があたる可能性が多いにある。「プロスタンプクリエイター」と名乗る人も出てくるだろうね。どんどん社会が変わっていく。面白い。

事態は火急である。

どうなる、ソフトバンク買収話!?

LINEの買収を噂されていたソフトバンクですが、どうなるんでしょう(両者は否定してますが)。Viber、WhatsAppとモバイルメッセージ界の買収が続いている中、ソフトバンクとしても海外展開を強める意味でも、LINEは喉から手が出るほど欲しいのではないかとは思います。ただ今回の発表で、LINEの市場価値が上がるのは必死。LINEは来年夏ごろの上場予定と噂されてますが、ソフトバンクの買収話はちょっと現実的じゃないかなぁという私感です。

スタートダッシュを決めるのは、どこか

さきほども書きましたが、のんびりしてたら即スタートダッシュに乗り遅れてしまうでしょう。中小企業だけでなく、大企業も即対応に取り掛かれるかが鍵になると思う。特にLINEを使っていないであろう、大企業の幹部層が今回の発表に乗れるか。さらに言えばLINEユーザーである若手社員が幹部層を説得できるか、それが試されている気がする。

事態は火急である。即ブレストし、どうやったらこのLINEマーケティングを自社に適応できるか、メールマーケティングからスイッチできるかを考えていかなきゃですね。企業としても、個人としても。ではでは!

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