第1回 Accelerator’s カンファレンス ~シード投資の最新事情と起業のリアル~ 【NTT DOCOMO Ventures OPEN Event】

公開日: : 最終更新日:2014/03/21 Event

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アクセラレータと起業家が集まるイベントに行ってきた!!

こんにちは、しょーじです。先日「Accelerator’s カンファレンス」と題して、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ主催のイベントに行ってきましたのでレポートします。

[公式]第1回 Accelerator’s カンファレンス ~シード投資の最新事情と起業のリアル~ 【NTT DOCOMO Ventures OPEN Event】

Acceleratorイベントのレポートは、前回のETICさんのイベントに続いて2回目ですね。

ざっくりイベントの内容を説明すると、起業家の支援を行っているアクセラレーターの方々(モビーダジャパンとかサムライインキュベートとか)と、その支援を受けた実際の起業家が登壇して、「各社の支援プログラムの特徴」とか、「実際、支援を受けてみてどうよ?」とか、そんな話を語る会でした。

Help

会場には150人くらいの方が集まっており、その多くが起業しているor将来的な起業を考えている方でした。熱気のあるイベントですね。

なおイベントは2部構成になっており、一部では支援を行うアクセラレータの方が,第二部では実際に支援を受けた起業家の方が登壇されました。今回は気になった話の一部を、ピックアップしてお届けします。

第1部 パネルディスカッション『アクセラレータ カンファレンス』~シード投資とインキュベーションの最新事情~

登壇されたのは、以下四名のアクセラレータの方々と、モデレーターの西山さんです。西山さんは以前紹介したMorningPitchの統括をされてらっしゃいます。みなさまの詳しい経歴はこちら

  • 伊藤健吾氏:MOVIDA JAPAN株式会社
  • 江幡智広氏:KDDI株式会社
  • 玉木諒氏:株式会社サムライインキュベート
  • 森下信司氏:株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ
  • 西山直隆氏:トーマツベンチャーサポート株式会社(モデレータ)

さまざまな質問が西山さんから提起され、それに四名が回答するスタイルで話が進みました。一部をご紹介します。

Accelerator

具体的にどのような形で支援をしているのか。

伊藤さん:アドバイスは勿論、時には食事提供や投資も行うが、単にそれらを目当てに来るだけでは、成功しない。自分たちだけでも成長できるが、MOVIDAと一緒にやることによって、成長の角度を上げるのが理想。

折角のプログラムを活かすも殺すも、起業家次第ということですね。まさにAccelerator(成長を加速させる人)だなぁと感じました。

森下さん:投資のリターンだけを求めているわけじゃない。周り回って事業に返ってくるのを期待している。またドコモ社員をチュータとして派遣しており、参加者およびチュータの満足度が非常に高い。チュータ自身の成長にも繋がる。

ドコモさんやKDDIさんのような事業会社が、このようなAcceleratorプログラムを提供する側面には、こんな理由があったんですね。社員としたら、とても責任重大だし大変ですが、やりがいがありそうです。

サムライインキュベートのイスラエル進出について

日本のインキュベーターとして初進出!起業大国イスラエルへ

2014年3月、サムライインキュベートはイスラエル進出を発表しました。代表の榊原さんはイスラエルに移住もするそう。これについて。

玉木さん:支援企業に海外に出ろって言ってるのに、我々が出ないのは矛盾だと感じた。一年前から計画していた。

まぁ確かに、と言ったところでしょうか。ぼくは知らなかったのですが、イスラエルは起業大国らしいです。

手厚い支援メニューなので、応募者殺到するのでは?採択のポイントは?

森下さん:応募者数は100社前後。そのうち5社くらいを採択。オーガニックな強さ(事業自体の魅力・人の魅力)がやはり大事。

江幡さん:書類は致し方ない。メンターであるKDDI社員に選ばせて、それを再優先している。どうゆうカタチで3ヶ月一緒にやれるかを、イメージ出来るかが重要。

伊藤さん:アイディアはほとんど見ていない。人が大事。熱狂しているやつ。今回のアイディアがダメでも、次応援してやればいいと思える。

玉木さん;事業アイデア。またそれに対してどれだけ熱量もってやれているか。選考の一環に、全くビジネスの話をしない面談を入れている。それで人間性を見ている。

これに関しては、みなさん口を揃えて、「人」の魅力を強調されていました。時にその事業に掛ける想いや熱量を見てらっしゃるんでしょうね。半端な熱意では、ハードな起業は成功しないのでしょう。

支援をする上で、一番意識しているポイント

伊藤さん;邪魔をしないこと。次の投資家を見つけるまでが役目なので、交渉の仕方などは手助けはすることが多いが、あまり手助けしすぎないこと。

玉木さん:小粒になりがちな起業(それ自体はいいけど)、の目線を上げるのが役割。全部教えてしまったら成長しないので、匙加減が難しい。どうやってスケールさせるか、社会のインパクトを与えるか。アクセラレータを使い倒す人ほど、伸びる。投資、ネームバリューだけじゃなく、アクセラレータを使い倒して共に成長していきたい。

手助けしすぎないこと、というのがポイントのようです。すべてを教えるのではなく、本当に困ったときだけ手助けをするみたな感じですかね。

Parent

第2部 パネルディスカッション『アントレプレナー カンファレンス』~プログラムを通して得たものと起業のリアル~

続いて第二部です。第二部では、実際に先ほどのアクセラレータから支援を受けた起業家4名が登壇されました。モデレーターは第一部に続き、西山さんです。みなさまの詳しい経歴はこちら

本当は各社のご紹介も載せたいのですが、流石に長くなりすぎるので、上記の各社リンクから事業内容はご確認ください。新條さんのドットライフとかユニークで面白いですし、渡辺さんの「kamelio」は使っている方も多いんじゃないでしょうか。

そのサービスを始めたキッカケは

皆さん有名大学を出られ、BCGやゴールドマンサックス、MBAホルダーなど、ピカピカのキャリアを歩まれていたのに、なぜ起業されたのでしょう?

渡辺さん:もともと企業したかった。ひとつは信頼できるパートナーに出会ったこと。ふたつ目ははBCGで働いていた時、非常に忙しかった。情報を集めて終わってしまうことが多かった。そこで「情報を集めるのって何故こんなに大変なんだっけ?」と思いったった。

新條さん;死ぬまでに自分じゃやらないけど、関心のあることって沢山ある。部活動をしている高校生時代に、プリクラのメッカでたむろする女子高生を観て、どんなのか体験してみたいと思った。

井上さん;億は稼げるけど、100億レベルで稼げない。100億あればサイエンスの分野でグローバルを取れる。

よく聞く話ですが、やはり起業には何かしら原体験が重要なんでしょうね。それにしても井上さんの話はスケールが大きすぎて、会場が若干引いてました笑 すごい。

アクセラレータから支援を受けた理由は?

新條さん:新卒2年目だったので、スタートアップの力の使い方もわからないし、お金もノウハウも無かったので。

井上さん;ネームバリューも大きかった。ドコモから出資をうけてることで、取引先からの信頼感が出る。

新條さんは僕と同い年なんですごい気持ちわかります。僕が起業するとなったら、いきなり何していいか分かんなくなりそうです。笑

Balloon

一番をメリットを感じたポイントは?

渡邉さん:デモデーです。ここでアピールすることで、投資家含め多くの人に発表することができる。

中島さん:メンタリングが一番です。会社をつくる支援もしてもらったし、普通だったら行けないような会社に、KDDIのコネクションで行けたり、一緒に営業に同行してもらうことで行くことができた。

新條さん:メンタリングです。自分たちを俯瞰する機会ができた。スタートアップは没頭しすぎて、考えるより手を動かすようなブルーカラーになりがち。

井上さん;一つはディシプリン。家で寝ててもいいけど、アクセラレータが居るからちゃんとやる。あとはトラックレコードづくり。

これは少し意見が別れましたが、第三者の視点があることで、自らの活動をしゃんとするという側面はあるんでしょうね。またKDDIさんの話は事業会社らしいメリットですね。

こんな支援もあるとさらに魅力的になる

井上さん;大きな会社なので、社内手続き等で時間が掛かるなど、柔軟性があれば更によいかも。ただそれはネームバリューとトレードオフ。

新條さん;特に無い。もっとこれしてほしいというスタンスではいけない。むしろどうやってアクセラレータを使い倒すかを考えて、自立し泳いでいくことが大事。

大きな会社ほど柔軟性に掛けるのは常ですね(苦笑)新條さんのコメントがかっこよすぎて痺れました。第一部の伊藤さんが仰ってた、「邪魔しないことが大切。」にも繋がる発言だと思います。

今後の抱負、メッセージ

井上さん:やればなんとかなる。1回やってみればいかがですか。

新條さん;外部資本を入れる意味はよく考えたほうがいい。間口は広いほうがいいけど。

中島さん;できるできないじゃなくて、やるかやらないか。インターネット関連であれば、死ぬことはない。

渡邉さん;できることから片付けることが大事。こうゆうスキルが揃ったら創業しようと思ったら、いつまでも立っても創業できない。なにかができたらなにかをしようという思考回路では、難しい。できることから動き出すことが大事。

コレに関してはみなさん、とりあえずやってみろ、ってかんじですね。これはMOVIDAも孫泰蔵さんも仰ってたし、共通のようです。

所感

いかがだったでしょうか。ぼくは当面起業する予定はありませんが、こうゆうイベントに来ると、「日本が変わっていく感じ」だったり、「社会を変えてやる」っていう熱気が感じられて刺激を受けますね。個人的には、西山さんの攻めた司会が面白かったです( ´∀`)「両方のプログラム受かってたら、どっちにしますか?」などなど。笑

Docomo

さらにドコモベンチャーズさんで、3月26日にデモデーをやるみたいですし、これからもスタートアップの現場はチェックしておきたいですね。ではでは!!

(追記)一部不適切な表現があったことを深くお詫びいたします(該当部分は削除済み)。なお引用部分以外は筆者の所感となります。

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