世界を変えた10冊の本(池上彰 著)読書メモ

世界を変えた10冊の本(池上彰 著)

こんちには、しょーじです。今日はフリージャーナリスト池上彰さんの「世界を変えた10冊の本」(文春文庫)を紹介します。

ぼくは本の無理強いやゴリ押しはしないほうです。が、この本はホントにオススメです!断言しますが、買って読むべきです!こんな本が、500円程度で買えるなんて驚きです!その思いが、少しでも伝われば良いと思います。

紹介する本のレベルがヤバイ!

概要

ざっくり概要を紹介すると、テレビなどでニュースを神分かりやすく説明されている池上彰さんが、我々の世界に多大な影響を与えた書籍を、10冊紹介する本です。時代背景および思想の内容などが、さすが池上さん!恐ろしく分かりやすのです!

紹介する本のレベルがヤバイ!

そもそも紹介する本のレベルがヤバイです。笑 聖書やらコーランやら、「そいえばコレも本といえば本だよね笑」ってレベルの「本」を紹介しています。無神教なぼくらにとって、コーランって世界史用語であって、一冊の「本」って認識はあまりないんじゃないでしょうか。この本で紹介する「本」は、以下の10冊です。(紹介順)

  1. アンネの日記(アンネ・フランク)
  2. 聖書
  3. コーラン
  4. プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神(マックス・ウェーバー)
  5. 資本論(カール・マルクス)
  6. イスラーム原理主義の「道しるべ」(サイイド・クトゥブ)
  7. 沈黙の春(レイチェル・カーソン)
  8. 種の起源(チャールズ・ダーウィン)
  9. 雇用・利子および貨幣の一般理論(ジョン・M・ケインズ)
  10. 資本主義と自由(ミルトン・フリードマン)

内容までは知らなくても、すべて題名くらいは知っている「本」ではないでしょうか。これだけ有名なのは、やはりこれらの「本」が世界に多大なる影響を与えたからでしょう。

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紹介する順番が巧み!!

一つ一つの紹介も素晴らしいのですが、これらの「本」を紹介する順番が巧みです!この編集者さんスゴイと思いました。

最初にキリスト教の聖書、イスラム教のコーラン、そしてユダヤ教の考えを説明する「アンネの日記」を紹介していることで、本全体の理解が進みます。

例えば最初に「アンネの日記」と「聖書」でユダヤ教とキリスト教の説明をしているので、後の「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」の説明が分かりやすかったり、「コーラン」でイスラム教の元来の考えを解説しているから、その後のサイイド・クトゥブの「道しるべ」のイスラム原理主義が、どう元来のイスラム教と異なるのかが理解しやすいのです。

これは本当に素晴らしい!!読めば分かります!!

Bible2

当然、解説も素晴らしい!!

池上さん説明のわかりやすさは、みなさんもテレビなどでよくご存知だと思いますが、その説明力がこの本にも生きています。

例えば「種の起源」の思想が、キリスト教の考えを否定し、さらには自由放任主義・弱肉強食の社会を生み出した、というくだりでは、

ダーウィンの唱えた進化論は、本人の思いもよらない影響を生み出しました。それが「社会ダーウィニズム」でした。

適者生存の理論を社会に当てはめて考えた思想です。生き物は過酷な生存競争に勝ったものだけが自然淘汰されて残る。「適者」のみが生き残るのであり、生き残った者は正しい、という考え方です。

(中略)

この思想は、弱い立場の者への社会福祉を否定することにつながりました。社会福祉を充実させると、本来淘汰されるべき起業や個人が生き残り、経済や社会に悪い影響を与え、社会全体が弱くなってしまうというわけです。自由放任主義・弱肉強食の社会こそがあるべき姿ということになります。

第八章の一部の引用ですが、たったこれだけでも池上解説がわかりやすく、一冊の本の影響を解説しています。こんな感じで、その時代背景や宗教の考え方を踏まえた上で、一冊の本がどう世界に影響を与えたのかを、丁寧に解説されているのです。

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読んだことない人、挫折した人も是非!

「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」や「雇用・利子および貨幣の一般理論」は、経済学部では必須図書と言われたりしています。ただ学生時代、教授に読めと言われ挑戦したけど、あまりの長さと難解さに挫折した方も多いのではないでしょうか笑

大人の教養として

本書は、その本の内容はもちろん影響まで丁寧に解説されているので、とりあえず内容を把握して、人に説明できるくらいの知識は付くと思います。社会人の教養として、ぜひ読んでみることを強くおすすめします。

関連本

関連本には、オススメの世界史本を挙げておきます。密かな今年のぼくの目標は「世界史の教養を身につける」です。みなさん一緒に勉強しませんか??ではでは!!

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