[LINE編]LINEやYouTubeを通じた、NPOのための最新デジタル・プロモーション戦略!!

公開日: : 最終更新日:2014/09/06 Event, NPO

最新事例とツールを学ぶ「NPOためのソーシャルメディア・マーケティング」

先週に引き続き、NPOサポートセンター主催の、NPOアカデミー「プロフェッショナル・スタッフのためのSummerセミナー」に行ってきましたので、内容をご紹介します!

第3回目はLINE&YouTubeについて

前回に引き続き、今回は「最新事例とツールを学ぶ「NPOためのソーシャルメディア・マーケティング」」という、全4回の講座の第3回目です。「LINEやYouTubeを通じたNPOのための最新デジタル・プロモーション戦略」というテーマで行われました!

デジタルマーケティング分野でも注目があつまる無料通話メッセージアプリ LINEや動画共有サイトYouTube。それらデジタルサービスをNPOがイベント集客や支援者との関係性構築につなげるプロモーションのポイントを学びます。

前回までのレポートはこちら

第一回、第二回はソーシャルメディア活用全般とFacebook活用についての講座でした!気になる方は以下からどうぞ。

最新事例とツールを学ぶ「NPOためのソーシャルメディア・マーケティング」Part1 | ぼくなに日記 @bokunani_com国内外のソーシャルメディア、デジタルマーケティング最前線| ぼくなに日記 @bokunani_com
最新事例とツールを学ぶ「NPOためのソーシャルメディア・マーケティング」Part2 | ぼくなに日記 @bokunani_comFacebookページの運用と戦略立案のポイント | ぼくなに日記 @bokunani_com

講師は植原正太郎さん

今回はトライバルメディアハウス植原正太郎さんに、ご講演いただきました!実は私とは、大学の同級生で共通の知人も多かったので、前回の加藤たけしさんと同じく、会いたかった人の一人でした!

株式会社トライバルメディアハウス アナリスト

トライバルメディアハウスで国内外のデジタルマーケティングに関する最先端の動向調査や、サービス開発を行う。仕事の傍ら、「greenz.jp」での執筆や、NPOに対してデジタル活用のアドバイジングを行っている。著書に「LINE@公式ガイド 繁盛店につながる集客・運営 小さなお店の店長・スタッフが実践すべき新・100の法則。」がある。

NPOサポートセンターHPより引用

なぜNPOは情報発信しなくてはいけないのか

LINEとYouTubeの話に行く前に、そもそもなぜNPOはソーシャルメディア等を用いて、情報発信しなければいけないんでしょうか。

Derek Sivers「How to start a movement」

こちらの動画をご存知でしょうか。TEDの中でもかなり有名なプレゼンなので、ご存知かもしれません。デレク・シヴァーズの「社会運動の起こし方」と言われるプレゼンです。

もしも誰もいない完全な個室で踊り続けたら?

この動画では、「公衆で踊りだすリーダー」とそれに従う「最初のフォロワー」の例が出てきますが、もし仮にリーダーが誰もいない完全なる個室で踊り続けていたらどうでしょうか。

ご想像の通り、誰にもリーダーの活動は見られることもなく、当然共感されることもなく、結果彼は単なる変態で一生を終えるでしょう。

あなたのNPOもそうなっていませんか?

笑い話のようですが、似たような状態にNPOも陥っていませんか?

「良いことをしているけれども、周りの伝えなければ、自分たちに閉じてしまう。誰かに伝えることで、はじめて共感が生まれ、社会運動のキッカケになる。」そう植原さんは訴えます。

Uehara

ソーシャルメディアが情報発信を用意に

情報発信で生まれるメリットとしては、以下のようなものがあげられますが、それがソーシャルメディアの登場で、さらに情報発信が容易になりました。

情報発信で生まれること

  • 社会問題の認知
  • 協力者(スタッフ/ボランティア)の出現
  • 寄付金
  • その他…

これまでの情報発信のツールとしては、新聞などのマスメディアが中心でしたが、ソーシャルメディアが登場し、無料で情報発信できるツールが増えたという点で、非常に情報発信しやすい時代になったとも言えます。

まとめると、NPOは情報発信しないと共感も得られないし、協力者も現れない。ソーシャルメディアという素晴らしいツールがあるので、使わない手はない!

ということで、LINEとYouTubeの活用法を見ていきましょう!

LINEの概況

では、LINEの概況を見ていきましょう。

ユーザーは全世界で4億人

Line1

図表出典)【LINE】LINE、登録ユーザー数が世界4億人を突破

こちらのグラフを見て分かるように、LINEは2011年6月からサービス開始から、うなぎのぼりでユーザーが増加しており、今年の4月には全世界で4億人を突破しています。恐ろしや。

5億人にも到達するという話もあります。
[朝日新聞]LINE利用者、5億人突破へ スペイン語圏から攻勢

国内でも5000万人

国内でも5000万人(日本人口の約4割)超えているらしく、Facebookの2300万くらいと比べても圧倒的です。

5大ソーシャルメディアのユーザー数まとめ!Facebook、Twitter、LINE、Google+、YouTube | マイナビニュース5大ソーシャルメディアのユーザー数まとめ!Facebook、Twitter、LINE、Google+、YouTube | マイナビニュース

脅威のアクティブ率と、バランスの取れたユーザー層

さらにLINEの驚くべきところは、脅威のアクティブ率です。

スマホアプリ全般に言えることですが、一旦ダウンロードしたものの、あまり使わないアプリって多いですよね。一日に一回以上LINEを使ったことのあるユーザーの割合、DAUは59.2%!つまり六割近い人が、日常のコミュニケーション等で毎日LINEを使っているようです。(各SNSの用途については、こちらの調査が詳しいです。)

Line2

また更に驚いたのは、ユーザーの年齢比率です。

Line3

コニー、ブラウンなどポップなキャラクターが印象的なLINEなので、てっきり若い人のユーザーが多いと思っていたのですが、上記の図表のように、キレイにバランス取れた年齢別ユーザーの割合だそうです。

上記二枚の図表の出典である、LINE社の発表資料には、LINEに関する別の図表も載っているので、ぜひご確認下さい。

LINEの強み

ここまでがLINEの概況でしたが、そこから見えるLINEの強みってなんでしょう。

多くの世代にユーザーにアクセスできる

まずはこれですね。さきほど図表で示したとおり、多くの世代の多くのユーザーにアクセスできる点は、魅力です。

Mobileとのタッチポイント

LINEは(PCでも使えますが)Mobileアプリが主流なので、LINEでアプローチすることが、すなわちMobileユーザーにアクセスできることを意味します。さらにプッシュ通知をオンにしてるユーザーも多いので、確実にユーザーにリーチできる点も魅力でしょう。

メールの開封率が下がっている中、これはマーケティングのプラットフォームとして期待されるところですね。

企業のLINE活用事例

じゃあ実際企業はどんな風にLINEを活用してるの?ってはなしです。

GU(ジーユー)

GUは、店頭でのお買い物がお得になる「GUモバイル会員証」を配布したところ、友達登録した150万人のユーザのうち、15万人が店舗で利用した実績を上げたそうです!

LINEでもメッセージが、実際に読まれて来店に繋がる、という驚異的事例ですね。

コアラのマーチ

みんな大好きコアラのマーチでは、コアラのマーチのスタンプを配布し、三ヶ月で593万のDL数を達成しました。

その結果として、スタンプを配信した11月の売上が、昨年対比146%に向上したそうです。もちろんスタンプの配布と売上との因果関係はブラックボックスなところはありますが、日常会話の中で使われることで、商品が想起され、購入に繋がったと思われる事例ですね。

その他の事例

その他の事例はこちらの記事にまとまってたので、気になる方はこちらも御覧ください!

【企業のLINE活用8つのポイントと参考事例】Facebookとはどう違う?LINEを活用する際の基本事項- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)【企業のLINE活用8つのポイントと参考事例】Facebookとはどう違う?LINEを活用する際の基本事項- SMMLab(ソーシャルメディアマーケティングラボ)

NPOのためのLINE@活用!

公式アカウントは高額。。。。

じゃあさっそく「自分の団体でも企業のような公式アカウント作ろう!!」、と思った方に残念なお知らせです。

  • 公式アカウント利用料:250万/月(最安で)
  • スポンサードスタンプ利用料:月額2500万/月

……

……………….

Line4

そう、公式アカウントはめっちゃ高額なのです。スタンプも作ろうと思ったら、月額2500万も取られるという笑

ただこれだけの金額払っても、多くの企業がLINE公式アカウントを運用していることを考えると、それだけの効果はペイしてるようです。一方で一度300万もファンを獲得してしまうと、撤退できないという面もあるようですが。

LINE@とは

いくら効果があるって言っても、そんな金額払えるかっ!という団体に朗報です。「LINE@」という救いの手があります。

「LINE@」は、店舗や施設向けの、LINEを使った集客サービスです。「LINE@」を活用すれば、店舗や施設から直接、LINEを通してお客様へ、トークでメッセージや画像、クーポンやセール情報などを届けることが可能です。
LINE公式ページから引用

「お店や団体がLINE内にアカウントを作成し、顧客に対してメッセージを配信できるマーケティングツール」であるLINE@。その概要は、以下の動画を見ていただくのが早いかもしれません。

良心的な利用料

特筆すべきは、やはり安い利用料。スタンダードプランなら0円で利用できるようです。

Line5

公式アカウントの違い

じゃあ公式アカウントと何が違うのってとこですが、LINEの「公式アカウント一覧」に出るか出ないかが大きいらしいです。たまたま公式アカウント一覧を見て友達登録したり、スタンプを契機に友達登録したり、、ということがないため、顧客に直接友達登録してもらうしかないというのが難点ですかね。

cf)[LINE公式]よくある質問

ただ既に団体に興味を持ってくれてる方への情報発信には、非常に有効な手段だと思います。第一回目で加藤たけしさんが仰ってたように、SNSマーケティングは既存顧客とのコミュニケーションツールとしてスタートするのが良さそうですし。

LINE@が開設可能なアカウント

とても魅力的なLINE@ですが、すべての人がアカウント開設できるわけではないようです。以下の3つの要件に満たしていれば、LINEの審査が通りやすいとのこと。

①ローカル

飲食、小売、アパレル、美容、ホテルなどの実店舗を運営している企業のアカウント。

②メディア

雑誌やTV番組などのメディア専用のアカウント

③パブリック

地方自治体などの公共サービス専用のアカウント

やはり店舗を持ってるなど、実態があるかどうかを重視している印象ですね。それを踏まえた上で、どんなNPOだったら、LINE@アカウントを開設できるんでしょうか。

開設可能なNPO

  • 店舗を運営している団体
  • 雑誌を発刊している団体
  • スポーツ団体
  • 大きなイベントを実施している団体
  • 公共性の高い活動を行っている団体

最後の「公共性の高い活動を行っている団体」というのが曖昧ですが、雑誌を発刊しているビッグイシューさんや、大きなイベントを実施しているコモンビートさんなどは、利用できそうです(私の主観ですが)。

ただ最終的に判断するのは、LINE社なので、運用したいのであれば、ダメ元で申請してみるのもアリな気がします。申し込みは以下からどうぞ。



LINE@NPOの活用目的

じゃあどういう目的設定で、NPOはLINE@を使うのでしょうか。

  • 活動報告
  • イベント告知
  • ブログ/SNSへの誘導
  • スタッフ募集
  • 寄付のお願い

などなど、さまざまな目的が考えられますが、結局は各団体のソーシャルメディア活用の全体戦略によるという話でしょうか。全体戦略の話は、前々回の記事を御覧ください。

もしLINE@が使えなくても。。

もしLINE@を申請したけど、却下されてしまった。そんなときでも悲観しすぎる必要はありません。フツーのLINEをビジネスで使うこともできます。

LINE@が開設できなくても、トークのグループ機能で、団体内コミュニケーションを活用しましょう。LINEにはPC版もありますし、Facebookグループと同じようにビジネスで使うことも可能です。実際に植原さんがプロボノされてる、「greenz.jp」では利用されてるようです。

次記事はYouTube活用について

以上、ここまでLINEの魅力と活用について紹介してきましたが、5000字位書いて、2H講義のまだ半分です笑

本当は1記事に収める予定だったのですが、私がLINEとYouTubeについて無知だったこともあり、伝えたい点が多すぎて( ´∀`)次回記事も近日中にアップ予定です!乞うご期待!ではでは!

(追記)次回以降のレポートもアップしました!!

第三回のYouTube編!

[YouTube編]LINEやYouTubeを通じた、NPOのための最新デジタル・プロモーション戦略!! | ぼくなに日記 @bokunani_com[YouTube編]LINEやYouTubeを通じた、NPOのための最新デジタル・プロモーション戦略!! | ぼくなに日記 @bokunani_com

第四回はLinkedInについて

初心者でも大丈夫!NPOのためのLinkedInの使い方セッション!! | ぼくなに日記 @bokunani_com初心者でも大丈夫!NPOのためのLinkedInの使い方セッション!! | ぼくなに日記 @bokunani_com

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