Google 非営利団体向けアワード「Googleインパクトチャレンジ」発表!

NPO向けプログラム「Googleインパクトチャレンジ」!

本日(2014/11/4)世界のGoogle社より、新たな非営利団体向けプログラムの発表があると聞いたので、六本木までその発表を聞いてきました!応募要件や設問、考察を含めてレポートします。数ヶ月前に発表された、「Google for Nonprofits」に引き続き、Googleさん本気ですね!!

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  • 日時:2014 年 11 月 4 日(火)
  • 時間:午後1時30分~3時00分 (開場 1時00分~)
  • 会場:六本木アカデミーヒルズ 49 オーディトリアム

概要

まずはプログラムの概要から。本日立ち上がった公式サイトより一部引用です。

日本の Google インパクトチャレンジとは、日本の特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人がテクノロジーを活用して世界を変えるプロジェクトを提案し、5000 万円の助成金の獲得できるチャンスです。

ざっくり言うと、法人格をもつソーシャルセクターの団体向けにプロジェクト(アイディア)を募集し、優秀な案には賞金5000万円とGoogle社の技術支援が与えられる、というプログラムのようです。

最近だと、ETIC.と東京都の「TOKYO STARTUP GATEWAY 2014」や、同じくETIC.のプログラム「SUSANOO (スサノヲ」が走っていますが、それらと異なるのは、対象が個人ではなく、法人格を持つ団体であることでしょうか。

どちらにせよ、何かテクノロジーを使って社会問題を解決したい!でも資金がネックと思っている団体には朗報ですね。しっかりとプランを練って応募したいところです。

応募資格

特定非営利活動法人、公益法人、社会福祉法人のいずれかの法人格を有していることが応募資格です。

繰り返しとなりますが、応募資格は上記となります。認定NPOじゃなくてよかったですね。団体設立、法人格取得にはかなり時間が掛かるので、この発表を受けて、新たに団体を設立する、というのは難しそうです。

審査について

Women Will賞

このプログラムでは、計4つのプログラムが選ばれるそうなのですが、内訳が面白いです。

  • Googleインパクトチャレンジ賞 × 2組
  • パブリックチョイス賞 × 1組
  • Women Will賞 ×1組

Googleインパクトチャレンジ賞は、通常通り審査員が選ぶ賞ですが、パブリックチョイス賞というのは、上位10プロジェクトになった段階で一般公開し投票を募り、選ばれたプロジェクトに与えられるそうです。またWomen Will賞は日本独自の賞らしく、社会進出など日本の女性の可能性を広げるアイディアに与えられるようです。

今回とは別プログラムですが、もともとGoogle社が行っている「Women Will」のサイトは以下からどうぞ。参考までに。

Women Will

審査基準

審査は以下の基準で行われるようです。

  1. インパクト:提案したアイディアはどのように人々の社会を良くするでしょうか? 何名の人がどれほどの影響を受けるでしょうか? 提案は問題の規模や解決方法を明確化した調査に基づいたものでしょうか?
  2. 革新性:アイディアは斬新で創造的にテクノロジーを活かし社会問題解決を提案しているでしょうか?
  3. スケーラビリティー:このアイディアは効率よく社会に広まるでしょうか? 社会貢献活動のモデルになりますか?
  4. 実現可能性:アイディアを実現するために計画されていますか? 実行に移す際に必要なパートナーは明確にされていますか?

Women Will 賞は上記の審査基準に加え、日本の女性をエンパワーする可能性により審査されます。

このイベントの終盤に、Google会長エリック・シュミットが話す場面があり、そこで印象的だったのは、「10倍大きく考える。」という言葉でした。おそらくこれがインパクトに掛かって来ると思うのですが、応募する前にそのアイディアの拡張性(さらにヨコ展開できないか等)を考えてみてもよいかもしれません。

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審査員

審査員も豪華です。起業家ばかりではないところは、この手のプログラムでは珍しいかと思います。

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スケジュール

本プログラムの今後のマイルストンは以下です。

  • 2014年11月4日:募集開始
  • 2015年1月9日:募集締切
  • 2015年3月16日:ファイナリスト10名発表、一般投票開始
  • 2015年3月26日:10組のプレゼン、最終審査

1月の応募締切までは、あと2ヶ月程度でしょうか。最後に応募にあって必要な設問も載せておきますので、ぜひ熟考したアイディアとプランを提出してみてください!

またそのほかの概要は、公式ページでご確認下さい。よくある質問のところをご覧頂ければ、大体の疑問は解決するかと思います。

実際の応募にあたっての設問は?

さて、ここからはオマケとして、実際応募する時にどんな設問があるのかをご紹介します。悲しいことに結構設問多めです(2億も出すんだから当たり前か笑)。なおGoogleサイトフォームでの下書き保存機能はないため、別で下書きを書いてから、本番のフォームに記載したほうが良さそうです。ですので、以下設問を事前にご確認頂くと良いかと思います。

組織情報

基本的な団体情報の記載です。Googleとの関係性の記載も求められます。

  • 組織名
  • 組織のウェブサイトの URL
  • 組織の所在地
  • 組織の創立はいつですか?
  • あなたの組織のミッション(使命)は何ですか?
  • 組織の正社員数
  • 担当者名
  • 担当者の組織内でのタイトル(肩書き)は何ですか?
  • 担当者のメールアドレスは何ですか?
  • 担当者の電話番号は何ですか?
  • 過去 12 か月以内に、Google のスタッフ、役員、または取締役が(または、あなたが知っている限り、 近親など)あなたの組織のボードや役員グループのメンバーになりましたか?
  • 上記の質問に「はい」とお答えの場合は、ここで詳細をご説明ください。
  • あなたの組織は、Google とのビジネスや交渉をしていますか?
  • 上記の質問に「はい」とお答えの場合は、ここで詳細をご説明ください。
  • あなたの知る限りでは、政府関係者、従業員または公務員があなたの組織のボードや役員グループのメンバーを担当していますか?
  • 上記の質問に「はい」とお答えの場合は、ここで詳細をご説明ください。

財務情報

こちらも団体の基本情報ですね。

  • 年間営業費用
  • 年間売上高
  • 総資産
  • 負債総額

プロジェクトの情報

すべて大事な設問ですね。特に2問目は、全NPOが考えるべき問な気がします。エレベーターピッチのように、短時間で自団体のミッションを伝える能力って、今後ますます重要になってくると思います。

  • あなたの組織を最もよく表している分野を選んでください。(選択式)
  • 提案されているプロジェクトの概要を、以下の構成で要約してください:
    このプロジェクトは [テクノロジー X] を使って [大きな社会問題 X] に取り組む。我々のプロジェクトは [期間 X] 以内に [大きな社会問題に対する影響を与えるプロジェクト X] を行う。
  • プロジェクトはどの段階にありますか?
  • プロジェクトをどのように実行しますか?(可能な限り具体的な数字を使って)
  • もし、採用された場合、5000 万円の財政支援をどのように活用しますか?あなたの組織がその額をどのように使うか予算案を提供してください。

インパクト

難しそうな問ですが、自分たちが目指すインパクトについて考える、良い機会な気がします。特に2問目なんかは、フェルミ推定も少し必要になってきますかね。

  • あなたのプロジェクトが解決しようとしている課題は何ですか?また、それはどの程度大きい課題ですか?可能な範囲で、統計などを使ってご説明ください。
  • 本プロジェクトが成功した場合の期待効果について、説明してください。
    効果をどのように見積もったか、算定方式や前提条件について、できるだけ具体的に説明してください。
  • 上記に記入頂いたインパクトにつき、効果を測定するための指標を 1~3 個程度挙げてください。また、これらの指標をどのように測定しますか?

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テクノロジー/イノベーション

2問目3問目は、きちんと現状分析・競合分析した上で、何か差別化ポイントなのか訴求できるといいですね。

  • 本プロジェクトはどのようにテクノロジーを活用しますか?
  • 他社・他組織では過去にこの問題に対してどう対処し、どのようなアプローチを取りましたか?
  • 本プロジェクトが他のプロジェクトと異なる主なインサイトやイノベーションは何ですか?何がこのプロジェクトをユニークなものにしていますか?

プロジェクトの応用可能性

結構ここが大事な気がします。どうやってインパクトを出すのかは、深く練った方がよいかと。

  • 今後、現段階の企画からどのようにスケールしていきますか?

プロジェクトの実現可能性

すべて自由記述で、特に「どのプロジェクトチームですか?」の問の注訳には、「そのプロジェクト チームのテクニカル経験値、プロジェクトを完成できるエンジニア スタッフがチーム内にいるかどうかも答えてください。」とのことです。もちろん入賞すれば、Googleの技術支援はあるでしょうが、それに頼りきったPJでは厳しい気がします。(所感ですが。)

  • 本プロジェクトで最もリスクがあると思われるものを 2~3 個挙げてください。それらに対してチームはどのように対処しようとしていますか?
  • 中心となるのはどのプロジェクト チームですか?どんな要素がプロジェクトの成功には欠かせないと考えていますか?
  • 過去 3 年間で、最も重要なパートナーを 3 人挙げてください(例:出資者、あなたの組織と働いたことがある第三者)。いない場合はいないとお答えください。
  • あなたの仕事が紹介された記事や出版物がある場合は、3 つまでリンクを記述してください。
  • 他に補足すべきことがあれば記述してください。
  • このチャレンジのことをどのように知りましたか?

いかがだったでしょうか。設問は多く考える点も多そうですが、素晴らしいチャンスなので、ぜひ多くの団体に応募していただきたいと思います!3月に行われる最終イベントは、可能であればぜひ伺いたいですね!ではでは!

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