母校Facebookページの投稿に違和感を感じた。
土曜日の深夜一時ごろ、何気なくFacebookを見ていたら、こんな投稿がタイムラインに流れてきました。
内容としては、ある私立中高一貫校のFacebookページにて、在職する教員の結婚式の映像を貼り付けた投稿でした。結婚式の余興らしく、その教員が顧問を務めるサッカー部の生徒らしき人々が、体を張って余興をされている映像が投稿されていました。
バカッターに似たものを感じた
以前Twitterで、飲食店の冷蔵庫に入ってふざけた若者が、その写真をTwitterに投稿し炎上騒ぎとなりました。
今回の投稿は、バカッターと違い迷惑行為ではありませんが、組織の広報・マーケティング目的で運用しているFacebookページに、一教員のプライベートな映像を投稿するのは、如何なものかと思ってしまいました。これ以外の投稿を見る限り、このFacebookページは卒業生や関係者だけでなく、これから受験を考えるような、言わば外部の人にアピールする目的で運用されていると思っていたのに。
もちろん「社員の働いている写真」など組織内部や一社員をピックアップした情報を投稿するのはアリだと思いますが、結婚式という完全にプライベートなシーンは、組織のFacebookページ投稿に相応しく無いと、ぼくは感じたのです。
何が悲しいかって、その投稿は神奈川の桐光学園。すなわち僕の母校のFacebookページだったのです。土曜日だったので、当日の夜にほろ酔いで投稿されたのかぁと考えを巡らせてしまいました。まぁこの投稿にも多くの方(おそらく卒業生が大半)がいいね!を押していたので、僕だけの杞憂であれば良いのですが。
Facebookページ運用に頭を悩ます組織たち
いまや様々な企業や組織がこぞってFacebookページを作り、またその運用に頭を悩ませています。
エッジランク
そもそも論ですが、Facebook投稿が、読み手のタイムラインが表示されるには、エッジランクというものが大きく関わっています。詳しい説明は以下のサイトなどを参照頂ければと思いますが、簡単に言うと、普段どれだけその人とコミュニケーションを取れているかの度合いである①親密度、投稿単体が重要かどうかの②重み、より最近の投稿の方が表示されやすい③経過時間によって、エッジランクが決まると言われています。
Facebookページ運用は、金を掛けるか、手間を掛けるか
Facebookという仕組み上、ずっと放置したり、いいね!が付かなかったりすれば、ページのエッジランクは下がり、本当に見てもらいたい投稿でさえ、いいね!を押してくれたファンに届くことは難しくなります。
本当に知らせたい情報だけでなく、いいね!やコメントが集まりやすい投稿を挟むのは、ある種Facebook運用の肝と言っても過言じゃないと、個人的には思っています。
以前、ソーシャルメディア・WEBコンサルタントの田村さん( @ )が、スクーの授業で仰っていたことが印象に残っています。「Facebookページ運用は、金を掛けるか、手間を掛けるか。」すなわち、お金を書けてFacebook広告を打つか、こまめに更新し常にエッジランクを高く保つかだと。
ただ幾らいいね!やコメントを集めるためとはいえ、本来のターゲットユーザーに相応しくない投稿をしてしまえば、元も子もないと思うのです。
学校組織にもWebマーケッターが必要なのかも
幸い今回の桐光学園のFacebookページは、ファン数2,812人に対し、話題にしている人1,045人なので、運用は頑張っているほうかと思います。
ただ、不適切な投稿を防いだり、さらにファン数を増やす、どうやって目的やKPIを定めるかなどなど、企業や行政、NPOだけでなく、学校組織にもWebマーケッターが活躍するチャンスはあるように思います。
少子化の中で如何に生き残るか
ご存知のように少子化の中で、学校間の競争は今後熾烈を増していくかと思われます。もちろん学校教育自体の充実も重要でしょうが、どうやってブランディングしていくか、親御さん世代にアピールしていくかが、これからさらに重要になるだろうなぁと考えています。
既存の学校見学や合同説明会というチャネルだけでなく、Webを使って顧客にアプローチしていく戦略を、学校組織もどんどん採用せざる負えないかと思います。ちょっと突飛なサイトを作るなり、Twitter/Facebook/Google+あたりのSNSマーケティングに力を入れるなり、面白い取り組みをする学校組織が増えてきたら面白いなぁと思ったのでした。
余談ですが、個人的には高校も大学みたいに、社会人向けの講座など社会に開かれた存在になっていくことを期待しています。余談ですが、母校大好きですよ、念のため。ではでは。
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